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アメリカの先生たちはこのコツを使っている
以前、こちらの記事で、アメリカの小学校の先生たちが、生徒たちに静かにしてほしい時に使う魔法の言葉「Attention getters(=合図)」についてお話ししました。
アメリカ流の子育てや教育方法などに興味があれば、ぜひ読んでいただければと思います。
今回の記事では、アメリカの先生たちが最も使っている「Attention getters」をリストアップしていきたいと思います。その数はとても多いので、以下の5つのパターンにわけて紹介していきます。
1)韻を踏むパターン
2)ジェスチャーを使うパターン
3)日常にあるものを連想させるパターン
4)映画やアニメ、音楽を使うパターン
5)有名な曲を口ずさむパターン
①韻を踏むパターン
欧米人の子どもたちは、韻を踏む絵本が大好きです。だからこそ、韻を踏むパターンの「Attention getters」も非常にたくさんあります。
(信じられない!という意味)
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②ジェスチャーを使うパターン
文章だけでは説明しにくいのですが、手を叩いたり、指をパチンと鳴らしたりするようなパターンもよくあります。例えば、
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③日常にあるものを連想させるパターン
電車や車など、子どもたちが日頃から見慣れていたり聞き慣れたりしているものの擬音語を使うパターンもたくさんあります。
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④映画やアニメ・ゲーム・音楽を使うパターン
映画の有名なセリフや流行りの歌、あるキャラクターの決まり文句なども結構使われます。例えば、
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「スクービー・ドゥービードゥ、どこに行った」という有名なキッズの歌(番組のテーマ曲)があります。その歌詞の一部を抜粋して「Attention getters」に使っている先生がたくさんいます。
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アメリカには、マルコポーロという人を探す有名なゲームがあります。例えば、お店などで子どもを探す時に「マルコ!」と親が声を出すと、どこかから「ポロ!」と子どもが返事をします。そういうゲームはアメリカでは一般的なので「マルコ」と聞いたら無意識に「ポロ」と答えたくなります。だから教室の合図として、とても人気があります。
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これは「ライオン・キング」の有名な歌の歌詞です。
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⑤有名な曲を口ずさむパターン
ベートーヴェンなどの誰でも知っていそうな有名なメロディの一部を先生が口ずさんで、それに対して、生徒がそのメロディの続きで返すというパターンもたくさんあります。
Beethoven's 5th Symphony(ベートーヴェン交響曲第5番 )
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Shave and a haircut(ひげ剃りとカット25セント)
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もっともっとたくさんありますが、とりあえず、今回はここまでにします!
この記事にリストアップされている「Attention getters」はアメリカの文化とも関係しているので、もし日本で使いにくいと思うのであれば、先生がゼロから考えても、もちろん構いません!もしくは、生徒たちに決めてもらうというやり方でもいいでしょう。
大事なのは、「静かにしなさい!先生の言うことを聞きなさい」というセリフを言わなくするということです!
Have a wonderful day!