子どもにとってストレスを感じやすい4月
あともう少しで春ですね🌸
私が生まれ育ったアメリカと違って、日本で4月は「変化」の月。4月には新しい年度になって、会社で人事異動などもあり、引っ越しをする人も多くなります。学校や幼稚園、保育園でも新入生を迎えたり、新学期がスタートするところがほとんどでしょう。季節も春を迎えるし、たしかに日本では4月は特別なんですね。
変化は、たまに起こるぶんにはいいのですが、生活の中でいろいろなことが急に変わってしまうと、どうしてもストレスを感じることが多くなってしまいます😯
入園・入学されるお子さんも大人と同じぐらいストレスを感じています
お子さんにとっては、いままで経験したことがない環境で、一からまったく新しいスタートを切ることになります。
だから、不安になって急に泣き出したり、怒ったりすることが多くなる季節でもあるのです。
子どもたちにとってもストレスが多くなる季節なので、今日は
変化が多い季節。お子さんにどう話しかければ、不安やストレスを楽にしてあげることができるかーーアメリカ流・語りかけTips
これを、アメリカ人ママから皆さんにシェアしていきたいと思います!
おうち英語の方へ
今回ご紹介するアメリカ流子育てTipsは、親子ともに「気持ち」と関わるヒントになります。
おうち英語をされている皆さんは、お子さんと親御さんの双方にとって、気持ちが一番伝わりやすい言語で以下の語りかけをしてみてください。
気持ちについて話をする時は「言語習得の時間」ではなく「自己肯定感の基礎をつくる時間」なので、ぜひお互いが「気持ち」について表現しやすい言語を選んでください。
また、この語りかけを英語でご覧になりたいという方のために、英語板も併記しておきますね。
保育園が不安になって子どもが急に泣き出した時
お子さんが急に泣き出したら親としてもショックですね。
その時、つい「どうしたの?」と聞いてしまいがちです。もちろん、それでも問題ありませんが、強い気持ち(英語でいうBig feelings)に圧倒されている時に「どうしたの?」といったような正解のない大雑把な質問を投げかけられたら、お子さんはなかなか答えることができません。
「どうしたの?」だけを聞くのではなく、その「気持ち」について会話をしてみるようにしてみましょう。
ちなみに、Big feelingsについて興味があれば、当ブログでは、そんなBig feelingsについての記事(気持ちを抑える力をどのようにお子さんに教えることや親御さん自身の気持ちを抑える力など)をたくさんアップしていますので、そちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、お子さんがBig feelingsを抱えている時に、どういう語りかけができるか見てみましょう。
ネイティブのママの英語音声
親の気持ちも伝える
お子さんが泣いている時に「あなたはひとりじゃない。そういう気持ちはママ/パパも抱えたことがあるよ」と話すことによって、
自分の正直な気持ちを理解して、受け入れる大切さも学びます
ネイティブのママの英語音声
気分転換させてもOK
季節の変わり目で、ただ気持ちがいっぱいいっぱいになったせいで泣き出したということであれば「話したい?」と聞いても「ううん」と言われる可能性もあります(特に気持ちについて話し合える環境をまだ整えきっていない家庭の場合)。それでも大丈夫です!
親としてできることは「何があっても、どんな気持ちを抱えていても、いつでも私たちに話してね」と、くりかえし伝えていくことです
もし、急に泣き出したお子さんが自分の気持ちについて、どうしても話したがらない時は、多くのアメリカ人の親はこういう語りかけでフォローします。
ネイティブのママの英語音声
アメリカでは、1990年代から「自分の気持ちを理解し受け入れること」の大切さについて、多くの研究が行われてきています。アメリカでは、学校でも家庭でも、自分の抱えている気持ちについて話し合うことがとても多いのです。
ぜひ、小さい頃から「気持ち」について話し合える家の環境作りに努め、
自分のことが理解できて、しかも自分のことが好きだと思えるような
お子さんを育てましょう!
Have a great day!